第17章 運動場と学年首席

今日の基礎魔法の授業は、教室ではなく運動場で行われる。先週の時点でアルビン先生から通達があったため、アリシアとカリーナも最初から運動場へ直行し、わざわざ教室には寄らなかった。

道すがらカリーナは、昨日の茶話会の話題を途切れさせることなくしゃべり続ける。アリシアは相槌だけを適当に返しながら歩いた。

王立学院の運動場はとにかく広い。見渡しても端が霞むほどで、普段はほぼ戦士系の学生たちが占領している。刀槍剣戟の型稽古に、馬上の訓練、負荷をかけた走り込み。あちこちに人影があり、朝から晩まで賑やかで、遠くからでも掛け声と金属の打ち合う音が波のように押し寄せてくる。

今日はちょうど、騎士科の新入生...

ログインして続きを読む